ビィ・フォルマ尾久

ビィ・フォルマ尾久

,アパート経営の良いところは、マンション投資で言われるような「地域特性に左右されることが少ない」ということだと思っています。マンションの建設数が少ない地区でも、その場所にある物件に投資可能だと言えます。先細りだと言われてから、それなりに時を重ねてきた感がありますが、昨今再度注目されるようになったらしく、各所で不動産投資セミナーが行われることが増加する傾向にあります。不動産を購入して賃貸経営をしている人というのは、入居者を募ることやら退去時の引き渡し、はたまた点検・修理などの管理業務一般を、専門の会社にやってもらっています。海外不動産投資にスポットライトが当たりましたが、「新しく海外にあるような収益物件を取得するつもり」であれば、今まで以上にきっちりと将来の収益を計算することが必須です。収益物件に関しては、住宅用の物件だけであるというわけじゃないのです。目的の違うものを挙げれば、オフィスとして使われる収益物件も結構な数があるようですし、飲食店を想定した物件やら倉庫や工場にぴったりの収益物件もあります。家主にとって、サブリース（一括借り上げ）は空室対策を考慮する必要がないなどの優位性があると言えますが、賃料の改定があったりとか、修繕したりリフォームしたりする時の費用はオーナーが全て手出ししなければならないなどのリスクもあることを認識しておくべきです。アパートやマンションといった収益物件をチョイスするに際して絶対に見ておくべきなのは、築年数はどれくらいなのかということです。築年数あるいは築年月日をちゃんと把握して、1981年の建築基準法改正によって定められた新耐震基準に適合する物件であることを条件にすることが重要です。アパート経営に関しては、空室期間の長さが最たるリスクです。そのリスクに目をつけて、家賃保証をする管理会社が増え出してきましたが、実際のところ経営者側がプラスになることはほとんどないと明言します。マンション投資として、低予算ですむ中古物件が選ばれるようですが、いつごろ新築されたものかという点は要チェックポイントです。RC造りのようなしっかりした構造物でも色々考え方はあるものの、まあ80年ぐらいが寿命と考えられますから、それまでの間にどれだけ利益があがるのか大体の計算はできますよね。サブリース（一括借り上げ）と申しますのは、マンションに代表される賃貸経営の一つで、良くも悪くも関心を集めていますが、常識的な賃貸経営とは随分と異なったやり方なので、駆け出しの人がやるようなものではないと思います。不動産投資を検討しているとき、誰もが行なっているのが資料請求ではないでしょうか？会社側にしたっていちいち優良顧客だと考えるわけではないので、躊躇なく申し込めばいいのです。賃貸経営をする場合、物件の選考さえきちんとできたら、将来にわたり賃貸料を手にすることができるでしょう。そういうわけですから、本当に低リスクの投資ではないでしょうか。万一の際の収入源として手がけたマンション投資が、思いとは裏腹に金食い虫になってしまうような事態も起こり得ます。利回り重視と言われますが、一番は入居したい理由があることが必須条件であるのです。マンション経営に際しては、やめる可能性についても頭に入れておかなければなりません。ネガティブな予想が現実になったとしても、なお資金を投じても良いと判断するなら、計画を進めてみるのもアリです。不動産投資の収益力を分析する場合に、用いられることが多いのは表面利回りかと思われますけれども、諸経費を引いて計算する実質利回りと比較して、表面利回りでは物件の良し悪しを細かく精査することはできません。

平成28年版　労働経済の分析　－誰もが活躍できる社会と労働生産性の向上に向けた課題－｜厚生労働省