メインステージ西荻窪Ⅱ

メインステージ西荻窪Ⅱ

,「就職氷河時代」と初めて称された時期の世代で、報道される事柄や一般のムードに主体性なく押し流されるままに「就職できるだけ助かる」なんて、会社をよく考えず決めてしまった。本当のことを言うと、人材紹介会社とか職業紹介会社というのは、企業としては転職を望んでいる人が使うところである。だから実際の経験が悪くても数年程度はないと対象にすらしてくれません。現実には就職活動の際に、応募する人から応募希望の勤め先に電話をかける機会はレアケースで、逆に応募先の会社のほうからの電話連絡をもらう場面の方が沢山あるのです。次から次に就職試験に向き合っている中で、惜しくも不採用とされてしまうことばかりで、活動を始めた頃のモチベーションが日を追ってどんどん落ちることは、どんなに順調な人でも異常なことではないのです。例を挙げると事務とは無関係な運送業などの面接を受ける場合、難関の簿記の1級の資格所持者であることを伝えてもまるで評価されないのであるが、事務職の試験のときになら、即戦力があるとして期待してもらえる。気分良く業務をしてもらいたい、ちょっとでも良い条件を提供したい、潜在能力を引き出してあげたい、一回り大きくしてあげたいと会社の方でもそういう思いなのです。会社の命じたことに不服従だからすぐに辞表。所詮、この通りの自分勝手な思考パターンを持つ人に向き合って、人事の採用担当者は疑いの気持ちを感じていると言えます。じゃあ勤務したいのはどのような企業なのかと質問されたら、どうも答えに詰まってしまうものの、現在の勤め先での不満については、「自分への評価が低い」というような方が大勢見られます。仕事上のことを話す状況では、少し曖昧な感じで「どういう風に思っているか」ということにとどまらず、そこに現実的な小話を取り混ぜて言うようにしたらいいと思います。しばしば面接の際のアドバイスに、「自分ならではの言葉で話しなさい。」という表現方法を耳にします。しかしながら、自分の心からの言葉で話をするという言葉の意図することがわからないのです。もう関係ないという態度ではなく、汗水たらして自分を受け入れて、その上内定まで受けた会社には、実直なリアクションを注意しておくべきです。幾度も企業面接を経験していく間に、段々と観点も変わってくるので、基軸がはっきりしなくなってしまうというような場合は、ちょくちょくたくさんの人が感じることです。はっきり言って退職金であっても、自己退職ならば会社の退職金規程によって違うけれど、解雇されたときほどの額は支給されないので、先に再就職先を見つけてから退職してください。「好きな仕事ならばいくら苦労しても耐え忍ぶことができる」とか、「我が身を上昇させるために振り切って過重な仕事を見つくろう」とかいうエピソードは、しきりと耳にするものです。一度でも外資の会社で働いていた人の大かたは、以前同様外資のキャリアを維持する雰囲気があります。とどのつまり外資から日本企業に勤務する人は、稀有だということです。